ピータッチ キューブは3兄弟で、印刷できる最大テープ幅が違います。それとともに本体も大きくなります。
・ PT-P300BT
・ PT-P710BT(最大テープ幅24mmまで)
・ PT-P910BT(最大テープ幅36mmまで)
今回はピータッチ キューブ最大のPT-P910BTにPrintAssistから印刷できるようにしました。
可愛い見た目ですが、36mmまで印刷でき、解像度も360dpiできれいです。
大きいだけではなくハイスペック機種です。
そしておすすめポイントは、USB-Cケーブルで充電可能です。専用充電でないので他のデバイスと共用できるのも便利です。
Brother PT-P910BT
オフィシャルページ
Brother PT-P910BT
ざっくり印刷手順
1.Brother PT-P910BTとiOSデバイスはBluetooth接続する
2. iOSデバイスにFileMakerGoをインストールし、印刷ボタンを配置しスクリプトを書く
3. PrintAssistのプリンター登録画面にて、PT-P910BTを登録する
4. FileMakerGoの印刷ボタンをタップする
スクリプトのツボ1:高さ(height)の指定
テープ幅それぞれに、高さ(height)を指定する必要があります。
heightは「テープ幅 ー Margin ー Margin」です。
両端にマージン(Margin)があるので両側分引いてください。
<Margin>
3.5mm = 0.00mm(0dots)
6mm= 0.74mm(10dots)
9mm= 0.76mm(11dots)
12mm= 0.71mm(10dots)
18mm= 0.75mm(11dots)
24mm= 0.71mm(10dots)
36mm= 2.03mm(29dots)
で算出してくださいね
例えば、24mmのheightは「24mm-0.71-0.71=22.58」ということです。
この22.58mm分が印字可能領域です。
マージンの値は小数点で細かいですが、これを正しく設定することで
余白幅の少ない印刷ができますので正しく入れましょう。
dotを使用するともっと細かな設定ができます。
スクリプトのツボ2:テープ幅
3.5mm / 6mm / 9mm / 12mm /18mm / 24mm / 36mmとテープ幅の種類がありますが
テープ幅は固定で24mm幅のテープしか印刷しないんだっ!という強い意志がある方は
"paper=10460&" &
"height=22.58&" &
と固定で記載して頂ければよいのですが
(Paperはプリントアシスト仕様書P16付近からペーパーサイズコードを探す
heightはスクリプトのツボ1で記載したように24mm-0.71-0.71の値)です
いろいろなテープで印刷する場合は
"paper=" & $papercode & "&" &
としてUIから設定して、変数に設定してください。
例えばこんな感じで。
If [ XXX::XX = 24 ]
変数を設定 [ $papercode ; 値: 10460 ]
変数を設定 [ $margine ; 値: .71 ]
Else If [ XXX::XX = 36 ]
変数を設定 [ $papercode ; 値: 10461 ]
変数を設定 [ $margine ; 値: .2 ]
Else If
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スクリプトのツボ:その3印刷品質とオリエンテーション
Brother PT-P910BTは、「標準」印刷時の解像度が360dpi×360dpiなので、印刷品質(quality)の設定を「3(きれい)」にしてください。これを記述しないと、印字が小さくなってしまいます。
それと、横長のテープなので、印刷の向き(orientation)の設定を「1(Landscape)」にしてください。
スクリプトはこのように記述。
"quality=3&" &
"orientation =1&" &
必須コマンドはこのくらいです。後のプレビューやカットの指定のご希望があれば記述してくださいね。
印刷動画
動画はPT-P710BTです。正式対応はPT-P910BTのみですが、PT-P710BTも印刷できました...
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早速印刷出来るか試してみたいと思います。