Brother RJ-3050はポータブル型の感熱ラベルプリンターです。

フォルム-------------------------------
 
こんなお姿です。
ボタンも大きくて、接続方法が一目でわかり便利です。
腰からぶら下げる用途向きになっているようで、ボタンやロゴの向きがそれぞれになっています。
IMG_5045

無線LANとBluetoothの両方を搭載しています。
その上、AirPrintも搭載しています。
コンシューマー向けのインクジェットプリンターは
どのメーカさんもAirPrintを標準搭載するようになってきましたが
感熱のラベルプリンターもAirPrintを搭載する時代になってきましたね。
ここまできたか!感は正直あります。

AirPrintで印刷-------------------------------

とは、言っても80mmロール紙にアップル標準のアプリからなにを印刷するんだ?と。
白黒の感熱紙に...

Webの印刷
Webの印刷ができますが、レイアウトがグチャグチャで、使い物になりません。
AirPrintの場合、用紙サイズA4で印刷するので、80mmのロール紙ではこのようになってしまいます。
ひたすらダラダラ長く印刷するので、耐え切れず途中でキャンセルしました。
Web

AirPrint搭載と言っても、iOS標準のアプリから印刷することが目的ではなく
システムで組み込むのにAirPrint対応プリンターであれば、簡単に印刷機能が搭載できる。
ということなんでしょうか。

写真の印刷
写真は、そのまま普通に印刷できます。
写真が切れたりすることはありません。
「印刷」ボタン押すだけで、簡単に印刷ができます。
簡単すぎて、割付レイアウト等の設定はできませんが....。
Photo

標準AirPrintからBrother RJ-3050へ印刷
とても簡単に印刷できるのですが、印刷品質がイマイチで、縦線、横線が入ったりします。
ずれて印刷するので、顔がゆがんで見えます↓
2015-07-03-17-03-03

プライムプリントを改造し、誤差拡散を見直したデータ作成しBrother RJ-3050へ印刷 
※製品版のプライムプリントではこうは印刷しません

きれい〜
なめらか〜 ↓
2015-07-03-17-03-08

ちなみに弊社がアプリを開発した
キングジムさんのロルトから印刷 
こちらもきれい ↓
image


今までは、レシートやラベルで文字かロゴの印刷が主なコンテンツだったと思うので
このくらいの印刷品質でよかったのかもしれません。
しかし、せっかくAirPrintに対応して、写真なども印刷できるようになったので
誤差拡散を調整してもらえるといいですね。
プライムプリントも改造版で、線など入らず印刷ができましたし
本体の印字解像度も203dpiでロルトと同じですので、きれいな印刷になると思いますよ。
ファームのアップデートに期待しています。


縦書き印刷-------------------------------

そして、先日発売を開始した、iウェアのiOSアプリ「Label Print」は
iPhone(キーボード入力)やApple Watch(音声入力)で入力したデータを
キングジムのテプラSR5900Pへ印刷することができるアプリです。
実は、裏技(現在申請中の機能)を使い、縦書き印刷のデーターをRJ-3050へ印刷することができます。

まずLabel Print アプリの流れはこんな感じです。
遷移
1.Apple Watchの音声入力で、印刷したい文章をしゃべる
(Apple Watchがない方はiPhoneで入力してもOK)
2.縦書き、外枠、フォントの設定をして「プリント」ボタンをタップ
3.テプラSR5900Pから印刷します

▼動画はこちら
 

さらっと書きましたが、スイッチ一つの設定で「縦書き印刷」ができるんです。
iPhoneアプリで縦書き印刷ができる物は今の所ありません ※iウェア調べ
地味に貴重です。 

Brother RJ-3050へ印刷-------------------------------
 
「Label Print」は印刷だけでなく、ファイルへ保存することもできるんです。
カメラロールへ保存されるので
AirPrint対応プリンターへ普通に印刷できます。
IMG_5147
カメラロールへ保存した、縦書きのデータをAriPrint経由でBrother RJ-3050より印刷しました。
こんな感じ。
image


お手軽に長尺印刷もできますね。
「保存/共有」機能は「Label Print」の次バージョンから対応になります。